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Ceramic Buddist Sculptures Created in Modern Tokoname陶の仏 近代常滑の陶彫

2023 Graphic / Signage

日本橋髙島屋にあるギャラリースペース「髙島屋史料館TOKYO」で開催された、愛知県の常滑で生まれた陶器の彫刻「陶彫」の系譜を実際の作品とともに紹介する展覧会の広報物・展示サインのデザイン。

ポスターとフライヤーでは、金属の仏像を思わせるような重厚な印象の写真を活かしつつ、陶でできている儚さやもろさ、可塑性のある素材ならではの勢いのイメージを表すため、荒い筆跡や割れた破片を思わせるグラフィックを重ねた。
オレンジ色は常滑の陶器に由来している。
フライヤー裏面ではさらに、当時の常滑で若い美術家と陶芸作家たちの交流によって生まれた勢いやものづくりの現場のイメージが加わるように、切り貼りしたり斜めに組んだりといったスクラップのような構成にした。

写真は仏像写真の撮影で著名な佐々木香輔氏。

会場のサインでは、常滑の陶片を撒いた上に常滑にある著名な陶器メーカーであるINAX製のタイルを用いて、キャプションを作成した。

会場写真撮影:佐々木香輔

会  場: 高島屋史料館TOKYO 4階展示室 (東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.本館4階)
会  期: 2023年9月16日(土)〜2024年2月25日(日)
主  催: 高島屋史料館TOKYO
監  修: 君島彩子(宗教学者、和光大学講師)
協 力: 小栗康寛(とこなめ陶の森資料館 )
展示デザイン:伊東鷹介(スタジオキノコ)