同成社から発刊される考古学選書のシリーズ化に伴う装丁と仕様のフォーマットデザイン。

同社や他社にも選書シリーズがあるが、それらと明確に区別し、また単行本のように見えないよう、色彩・素材としてまず統一感を持たせた。考古学は発掘・調査のイメージが強いので、OKサンドカラーという土が混ざったようなテクスチャーの紙を選定。

各巻にデザイン的な特徴をつけるために、著者に図版を選んでもらい、それをカバーに横長に配することにした。横長の矩形で切り取ることで、説明的な図版であっても視覚的な遊びが生まれ、目を惹くものになる。

cl: 同成社